夏休みの宿題といえば「自由研究」。しかし、テーマが決まらずに最後まで悩んでしまう子も多いですよね。難しい実験や特別な材料を買わなくても、家にある物や身近なもので立派な研究ができます。今回は、小学生でも簡単に取り組める「自由研究のアイデア10選」をご紹介します。今日からすぐにできるものばかりなので、ぜひ参考にしてください。
1. 氷がとける速さを調べよう
コップに入れた氷を、置く場所や条件を変えて観察します。
例:日なた、日かげ、冷蔵庫の中、扇風機の前など。
「どこが一番早くとけるのか」「なぜ差が出るのか」をまとめれば、立派な科学研究になります。
2. 色水のじゅんかん実験
花や野菜が水を吸い上げる力を調べます。
白い花やセロリを色水(食紅や絵の具を溶かした水)にさして、一晩置くと、茎や花びらが色づきます。
植物がどのように水を吸い上げるかがわかり、写真に残せば見栄えも良いレポートに。
3. 影の長さを測る
同じ場所に物を立てて、時間ごとに影の長さを記録してみましょう。
午前と午後で影の長さがどう変わるかを調べると、太陽の動きが理解できます。
時計や方位磁石を使えば、社会科や理科とも結びつけられます。
4. 水の表面張力で遊ぶ
コップに水をなみなみ入れて、表面からあふれる直前まで水を加えてみましょう。
クリップや1円玉を浮かせられるか挑戦するのも面白いです。
表面張力という力を身近に感じられる、シンプルで人気のテーマです。
5. 雨の日の水たまり観察
雨上がりの水たまりがどのくらいで乾くか調べてみましょう。
「天気」「気温」「風の強さ」で乾き方に違いが出ます。
写真や図を使って記録すると、オリジナリティのある研究になります。
6. 紙飛行機の飛距離を比べる
折り方の違う紙飛行機を作り、どれが一番遠くまで飛ぶか調べます。
条件をそろえるために「同じ紙」「同じ力で投げる」を意識すると、研究らしくなります。
結果をグラフにすると見やすくなり、算数の力も活かせます。
7. 食べ物の乾燥実験
家にある果物(りんご、バナナなど)を薄く切って、日なたや冷蔵庫に置いてみましょう。
どのくらいの時間で水分が抜けるのかを観察します。
食べ物の保存や干物作りの仕組みにもつながる、生活に役立つテーマです。
8. 塩の結晶を作る
水に塩をたっぷり溶かし、数日放置すると白い結晶ができます。
大きさや形をルーペで観察すれば立派な研究に。
砂糖や重曹で試して、違いを比べるのもおすすめです。
9. 洗剤の泡のもち時間
食器用洗剤で作った泡がどのくらい持つのかを調べます。
「水だけ」「砂糖や塩を加える」など条件を変えると結果に差が出て楽しいです。
夏の外遊びにもぴったりで、実験と遊びが一体化します。
10. 家の中の温度マップ
家のいろいろな場所に温度計を置き、同じ時間に測定します。
「玄関は涼しい?」「2階は暑い?」など、住まいの特徴がわかります。
図にまとめると「わが家の科学研究」になり、親子で楽しめます。
まとめ
自由研究は「難しいテーマを探す」よりも「身近なことをじっくり調べる」ことが大切です。
氷や紙飛行機、影や水たまりなど、家にあるものや日常の中にテーマは隠れています。
記録を写真に残したり、グラフにしたりすると発表もしやすくなります。
「なんでだろう?」と感じたことをそのまま研究にすることで、オリジナリティあふれる自由研究になりますよ。ぜひ今年の夏休みは、親子で楽しみながら取り組んでみてください。
「なんでだろう?」と感じたことをそのまま研究にすることで、オリジナリティあふれる自由研究になりますよ。
ぜひ今年の夏休みは、親子で楽しみながら取り組んでみてください。
例えば、気づきをメモし、仮説を立て、方法を決め、観察・記録し、結果を整理し、考察と次の疑問で締めくくると、伝わるレポートになります。